最近の製造業の課題と根本原因、解決の方向性について

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日々全国の製造業を回りながら、製造業の現場の皆様、経営層の皆様の課題を伺っています。最近の課題で多く伺うキーワードは、

  • グローバル設計環境の高度化
  • グローバルSCMの強化
  • グローバル製品の標準化
  • グローバル保守サービス営業の強化
  • 生産工程の標準化、自動化(インダストリー4.0を意識)

などグローバル化に伴う課題が多く見受けられます。

日本国内拠点でさえあまり出来ていないことも、グローバル単位で取り組む必要が出てきているといった状況のようです。何から手をつけていいか分からないというのが本音なのでしょう。またどういう組織体で取り組んでいくべきか?という問題もあり、組織を動かすにも一苦労で、なかなか前に進まないようです。

国内だけでも部門間を跨るプロジェクトになりますが、海外含めてになると、さらに様々な組織を跨るため、どういう組織で問題を解決していくか?体制が非常に重要になってきます。またその体制を作るための説得材料となる、何のためにどういう範囲でいつまでにどういう効果をだすのか?という点を明確にしていく必要があります。

組織を跨る改革プロジェクトをどのように立ち上げ、どういうプロジェクトを実施していくか?最初のグランドデザイン、つまりプロジェクトの構想・企画を作成する必要があります。成功するプロジェクトの進め方というのがあり、過去様々なクライアント様で実施させていただき、比較的短時間で成功に導いた方法論を弊社ではご提案させていただきます。

さて、上記最近の製造業の課題をどう解決するか?なのですが、すべての取り組みに関わってくるのが、製品の情報になります。これまで弊社では部品表コンサル、マスター整備、モジュラーデザインコンサルなど多数のプロジェクトを実施してきた経緯もあり、製造業の根幹情報である製品情報の整備に対して、上流の戦略、業務からシステムまで広範囲に渡って強いというご評価をいただき多方面からご相談をいただいています。部門間だけでなく、国内外含めてどのように製品に関する情報を蓄積、共有、活用していくのか?ここには、業種業態別の解決パターンがあり、この解決パターン、テンプレートを物差しとしてたたき台を提示しながら、各企業様の情報流の滞りを発見し、どう解決していくのか?そのような視点でご提案させていただいております。

業務の標準化についても、国内だけでも難しかったのに、どうやって海外も統一していくのか?文化も人種も違う方々が仕事をされている中で。。という問題があります。この点にも、解決のヒントとなる考え方があり、様々な過去実績を組み合わせて、解決策の案をご提示させて頂いております。

まずはざっくばらんに、様々な視点から課題を伺いますが、一番大切なのは、問題の原因を把握し間違えると、違う解決策を選ぶことになってしまうのが、この領域のプロジェクトの進め方の危ない点です。まず本音でお話いただくこと、ここを一番重要な点と考え、製造業の現場に伺います。

今後様々の注意ポイントや解決先のヒントについて、本ホームページでご紹介していきます。

ファーストクロス株式会社 松本 佳世

 

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